会社設立100周年×創業250周年 記念醸造酒の販売を開始いたします。
2024-10-22
重要
会社設立100周年×創業250周年 記念醸造酒の販売を開始いたします。
有賀醸造合資会社は会社設立100 周年、創業250 周年を記念しまして、「会社設立100周年×創業250周
年 記念醸造酒」の販売を行います。
100周年×250周年 記念醸造酒は、契約農家の有機農法で作られた特別栽培米である夢の香を35%
まで精米したものを使用しています。地域で250年紡がれてきた田んぼなどの伝統と、革新を続けてい
く酒造りの技術、そして蔵の想いのすべてをこめて醸したお酒です。その清廉なる水や環境で生み出さ
れた、きれいでモダンな味わいは、250周年の節目を祝うのにふさわしい味となったと確信しています。
100×250周年にあわせ、10月25日からの販売とさせていただきます。いままでの250 年の感謝を込め
て、そしてこれからの100 年を夢見て、720ml で1000 本の数量限定で販売いたします。
【商品詳細】
原材料名 米、米こうじ
使用品種 福島県産夢の香
精米歩合 35%
使用酵母 福島県オリジナル酵母(F7-01、TM-1)
アルコール分 16 度
特定名称 純米大吟醸
発売開始時期 2024 年10 月25 日(100×250 にあわせて)
内容量 720ml のみ
希望小売価格 5,500 円(税込)
販売本数 1000 本限定
【会社設立100 周年&創業250 周年にあたって】
100 年前の1924 年(大正13 年)6 月8 日、私たちは有賀醸造合資会社として法人化しました。そして
2024 年、会社設立100 周年の節目を迎えることができました。また、今年は、1774 年の創業から250
周年の年でもあり、ダブルアニバーサリーの年となります。
100 年もの間で、お酒を愉しんでくださった皆様、応援してくださった皆様、厳しい環境の中で一年
も欠かさず酒造りを続けてきてくれた蔵人の皆様、そして私たちの酒を生み出す故郷に、多大なる感謝
を申し上げます。
250 年前、そして100 年前、酒造りは今よりもっと過酷だったでしょう。当時を知る人物はなく、永
い歴史の中で失われた技術ももしかしたらあるかもしれません。しかしながら技術が発達した現代でも、
有賀醸造で脈々と受け継がれてきたものがあります。それは、白河市東地区という同じ場所で造り続け
ていることです。豊穣な大地が作り出す米、そして米作りにも使われる清廉な水、その環境があるから
こそ、私たちのお酒は100 年、250 年という永い歴史の中で、地域文化とともに欠かさず造り上げられ
てきました。周りの環境こそが、私たちの大きな財産です。
毎年欠かさず行われてきた酒造り。250 年という歴史の中では、計り知れない苦労が多々あったと思
います。100 年で振り返った中でも、会社化の前年の1923 年には関東大震災が発生。1939 年の第2 次
世界大戦勃発から、1941 年、太平洋戦争の時代へ突入。戦乱の時代を乗り越え、清酒の販売と製造技術
の発達がピークの昭和の時代へ。そして日本酒離れからの販売量の減少。近年では東日本大震災をはじ
めとする様々な災害被害に加え、新型コロナウイルスの世界的パンデミックなど、本当にたくさんの困
難がありました。そのような中でも、100 年間の企業活動を続けられてきたことは、酒造りに懸ける先
人たちの情熱と、有賀醸造のお酒を愉しんでくれた皆様のご愛顧の賜物だと思います。
次の100 年をどう生きるか。これが今の私たちに求められていることだと思います。ちょうど100 年
前、先人たちは100 年後の会社の姿に何を思い、何を求めていたのか。今やその答えはわかりません。
だからこそ私たちは、100 年後への道しるべを作りたいと思っています。「100 年後、有賀醸造の日本酒
が世界で愉しまれるようにするために、今の私たちができることは何か」を考えて、事業活動をしてい
きたいと考えています。その中で行うのは、1.新蔵の建設、2.日本酒製造の純米化、3.使用米のテロワ
ール化、この3 つの事業です。100 年後にも残せる新蔵を建設し、昔ながらの米だけによる酒造りを承
継し、蔵の周りの田んぼを守りながら、財産である地域の環境を守り続ける。それこそが、次の100 年
後の姿を造り上げる第一歩であると考えます。
私たちは今後とも、誠心誠意、酒造りに向き合い、人々の人生に寄り添いながら、「一生の粋な酔い
を」提供する会社として、白河市東地域の文化とともに歩み続けていきます。皆様の、変わらぬご愛顧
をお願い申し上げます。
有賀醸造合資会社 有賀裕二郎